PESTS & DISEASES
植物につく害虫や
病気について
害虫や病気は、早く見つけて対処することが大切です。
発生しやすい時期と主な症状を知り、日頃から植物の様子を観察しましょう。
BASIC PREVENTION
発生しやすい時期と予防
害虫や病気は、
早めの予防と発見が基本です。
一般に、気温が高く雨の多い5月から夏にかけてと、少し涼しくなる9月〜10月頃に発生しやすくなります。発生しやすい時期に入る前から、風通しや日当たりを整え、葉の表裏や新芽、枝の付け根をこまめに確認しましょう。
こまめに観察
風通しを確保
取り除いて対処
APHIDS
アブラムシ
新芽や葉の裏に集まり、
植物の汁を吸う小さな害虫です。
特徴と症状
繁殖力が強く、新芽・葉の裏・茎や枝などに群れて発生します。吸汁によって生育が悪くなったり、葉が縮れたりするほか、ウイルス病やすす病を媒介することがあります。分泌物にアリが集まることもあります。
対処方法
発生初期で数が少ない場合は、やわらかい歯ブラシや綿棒などで丁寧に取り除きます。多く発生した場合は、対象植物と害虫に適用のある薬剤を、製品表示に従って使用してください。
害虫と病気の両方に対応するスプレータイプの一例。
植物の株元に使用する粒剤タイプの一例。
SPIDER MITES
ハダニ(アカダニ)
高温で乾燥した環境を好み、
葉の裏側に発生します。
特徴と症状
梅雨明けから9月頃に特に繁殖しやすくなります。葉裏から汁を吸うため、葉の表面に針先でつついたような白い斑点が現れます。被害が進むと、白いかすり状に見え、葉色が悪くなったり落葉したりすることがあります。
対処方法
水を嫌うため、葉裏へ定期的に散水すると発生を抑えやすくなります。室内や雨の当たらない軒下では増えやすいため、特に注意しましょう。発生が多い場合は、ハダニに適用のある薬剤を使用します。
害虫と病気に対応するスプレータイプの一例。
ハダニなどに使用される薬剤の一例。
POWDERY MILDEW
うどんこ病
葉の表面が、うどん粉を
まぶしたように白くなる病気です。
特徴と症状
胞子が風で運ばれ、若い葉や枝、蕾などに発生します。春から秋にかけて見られ、特に風通しの悪い場所で広がりやすくなります。葉の表面が白く覆われると光合成が妨げられ、生育不良につながることがあります。
対処方法
発病した葉を早めに取り除き、株の風通しを改善します。発生初期には、うどんこ病に適用のある殺菌剤を使用します。進行した部分は、病原菌を抑えても葉の色が元に戻らない場合があります。
うどんこ病などに使用される殺菌剤の一例。
害虫と病気の両方に対応するスプレータイプの一例。
SCALE INSECTS
カイガラムシ
枝や幹に付着して樹液を吸い、
植物を弱らせる害虫です。
特徴と症状
種類が多く、姿や大きさもさまざまです。枝や幹、葉などに付着して樹液を吸い、植物の生育を弱らせます。べたついた排泄物が見られたり、すす病を併発したりすることもあります。
対処方法
幼虫の時期は薬剤が効きやすい一方、成虫になると殻やロウ質に覆われ、薬剤が届きにくくなります。成虫は歯ブラシや竹べらなどで丁寧に取り除き、幼虫が増えやすい5月〜8月頃は特にこまめに観察しましょう。
対象害虫に適用がある場合に使用する薬剤の一例。
スプレータイプの殺虫殺菌剤の一例。
対象植物と害虫への適用を確認して使用する薬剤の一例。
SAFE USE
薬剤を使用するときの注意
植物や害虫に合った薬剤を選び、
製品表示を守って使用しましょう。
- 対象となる植物・害虫・病気への適用を確認する
- 使用量、希釈倍率、使用回数を守る
- 強い日差しや高温時、風の強い時間帯を避ける
- 手袋などを着用し、散布後は手をよく洗う
- 子どもやペットの手が届かない場所で保管する
DAILY OBSERVATION
毎日の小さな変化を、見逃さないこと。
葉の色や形、新芽、枝の付け根などを日頃から観察していると、異変に早く気づけます。
風通しや日当たりを整え、植物に合った無理のない管理を続けましょう。